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ピボットによってFXで勝てるのか?初心者向け解説

ピボットによってFXで勝てるのか?初心者向け解説

ピボット

今回はFX用語の一つである「ピボット」について解説していきます。

 

筆者の感覚としては、日本人トレーダーにおいてはピボットを大事にしている人は比較的少ないように感じます。

 

ですが、ピボットは非常にシンプルであり有効ですから、「知った上で使わない」のはまだOKですが、「そもそも知らない」というのはあまりにももったいないです。

 

では、

 

・ピボットとは何か
・ピボットで勝てるのか

 

について主に紹介していきます。

 

FXにおけるピボットとは?

前日の

 

・終値(C→closeと考えると覚えやすい)
・安値(L→low)
・高値(H→high)

 

をベースとして、その日のレジスタンスライン・サポートラインを決める手法のことを「ピボット」と言います。

 

そして、ここで7本の線を用意します。

 

まず、

 

ピボットポイント=(C+L+H)÷3

 

そして、

S1=2P-H
S2=P-H+L
S3=2P-2H+L
R1=2P-L
R2=P+H-L
R3=2P-2L+H

 

となります。

 

ピボットの基本はこれだけです。
また、「サポートライン」「レジスタンスライン」など、意味が分かりにくい部分もあるかと思いますが、とりあえず「FXにおけるピボットはとても簡単である」とさえ感じていただければ十分です。

 

しかも、上記の式を暗記する必要はありません。
なぜなら、「ここがピボットポイントです」と公開されるからです。

 

FXにおけるピボットのメリット

ピボットの大きなメリットは2つあります。

・シンプル
・ばらつきのない指標である

 

「シンプル」というのは、すでに説明したとおりです。

 

そこでここでは、もう一つの「ばらつきのない指標である」という部分について解説していきます。

 

「ばらつきのない指標である」とはどういう意味?

FXのおける「テクニカル分析」には、MACD、ボリンジャーバンド、移動平均線など色々なものが存在しています。ですが、これは設定によってチャートへの表示が変化します(例:期間の設定が変われば表示も変わる)。
また、「どの範囲にラインを作るか」など、一人一人違ってくる部分もあります。

 

ですが、ピボットの場合は「誰であっても同一の線」を見ることになります。
ですから、「個人の考え」に左右されることがありません。
もっと言えば、「準備の段階ではあまり考えなくていい」という事です。

 

また、「ピボット手法を利用しているFX投資家の人数=同一の指標を手掛かりにしている人数」と言えますから、それだけ確実性がアップすると言えます。

 

他のテクニカル分析だと、「せっかく頑張って戦略を立てたのに、他の多くの人の感覚とズレていたので役に立たなかった」という事があり得ますが、ピボット手法であればその心配はありません。

 

FX取引はピボット「だけ」で勝てるのか?

ここで気になるのが、「こんなに単純なピボットだけで勝てるのか?」という事だと思います。

 

ですが結論を言いますと、ピボット「だけ」では勝てません。
一時的にプラスになることはあるかもしれませんが、続ければ続けるほど「トータルでマイナス」に確率が上がります。

 

しかし、ピボットが有効である事に変わりはありません。
なぜなら、「ピボット以外の戦略」とピボットを組み合わせることで、FXで「勝てる」ようになるからです。

 

ただ、ここではあまりややこしい解説はしません。
あくまで、FX初心者の方でも今この場で理解できる戦略を紹介していきます。

 

ピボット「だけ」を使う手法

方式は主に2つあります。

 

・逆張りタイプ
・順張りタイプ

 

それぞれ見ていきましょう。

 

1:逆張り

レンジ相場においては「逆張り」が有効です。

 

レンジ相場:ある価格帯を超えずに上下変動する相場

 

こういった場合にピボット手法を利用すると、「どこまで変動するか」の推測が楽になります。

 

そして基本的に

 

サポートラインに到達:購入
レジスタンスラインに到達:売却

 

というルールでFX取引を行います。

 

2:順張り

強力なトレンドができているときに有効な手法です。

 

S3やR3までいく可能性もありますが、そのときはそのトレンドが続きやすいので順張りで取引する事を推奨します。
ただし、S3やR3までいっても、そこからトレンドが反転する事もるので気を付けてください。

 

ちなみに「強力なトレンドができる」という機会は当然少ないわけですから、ピボット手法は原則として「逆張り」に利用しましょう。

 

ピボットと移動平均線を組み合わせると勝てる

日本人のFXトレーダーの場合、ピボットよりも「移動平均線」を使っている人が多いと思います。

 

ですが、移動平均線には「人によって何日の移動平均線が異なる」というデメリットがあります。
つまり、「人によって見ている移動平均線がバラバラかもしれない」ということ。

 

そして、「あまり見られていない移動平均線を使っている」際には、ほとんど役立ってくれなくてもおかしくありません。
しかし、ピボット手法も併用すれば、こういった「ズレ」を認識しやすくなります。

 

FXでピボットを利用するときの落とし穴2つ

続いて、FXでピボット手法を使うときの注意点を2つ紹介していきます。

 

・全体のトレンドを無視しない
・ピボットポイントの上での購入は可能な限り避ける

 

では、それぞれ解説していきます。

 

1:全体のトレンドを無視しない

ピボット「だけ」に執着していると、「現状で確認している時間足」でしかトレンドを捉えられなくなる恐れがあります。
ですが、絶対にトレンドは、それよりも長い時間足でもチェックしてください。

 

そうでないと、例えば「5分足ではダウンしているけれど、1時間足ではダウンしている」という状況を見逃す可能性があります。

 

言い換えれば、「ピボットだけで安心せず、広く観察することも必要」ということですね。

 

2:ピボットポイントの上での購入は可能な限り避ける

 

ピボットポイント=(C+L+H)÷3

 

つまり、ピボットポイントは「前日の値動きのアベレージ」という事になります。

 

ですから、「ピボットポイントの上での購入」をすると、「前日のアベレージに比べて高く購入する」ことになります。

 

FXにおいては、当然「安い地点で購入したほうが、マイナスが少なくなりやすい=勝てる」と言えます。

 

ですから、FX初心者のうちは「ピボットポイントの下で購入すること」を心掛けましょう。

 

ピボットの確認方法は主に2つ

最後にピボットの確認の仕方を紹介します。
方法は主に2つあります。

 

1:FX業者が公開しているピボットを見る

FX業者自体がピボットを公開している場合があります。
ただし、国内FX業者の中には公開していないところも多いので海外FX業者の利用を推奨します。

 

2:ネット上の情報を見る

また、ネット上を探せば「今日のピボット」などが見つかります。
「ばらつきがない」わけですから、他人が公開しているものに頼っても問題ありません。

 

まとめ:ピボットを正しく活用すればFXで勝てる

FXにおけるピボット手法について解説しました。
まとめると、このようになります。

 

・ピボット「だけ」で勝てるわけではない
・でも他の手法(移動平均線など)と組み合わせると勝てる
・ピボットはシンプルなので知らないのは損
・「ばらつきがない」のも魅力(自分で考える部分が少ない)

 

「全体のトレンドも見るべき」など、ピボットにもいくつか注意点がありますが、だからといって利用しないのは明確に損だと思います。

 

ピボットを活用しつつ、「勝てるFXトレード」を継続していきましょう。