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海外FXのゼロカットを詳しく解説

海外FXのゼロカットを詳しく解説

ゼロカット

海外FX業者を利用すると、国内FX業者にはないサービスを享受することができます。その最大のメリットがゼロカットと言えるでしょう。今回はゼロカットについて、メリットや仕組みなどを詳しく解説していきます。

 

ゼロカットとは

海外FXで採用されているゼロカットとは一体どんなものなのでしょうか。ゼロカットとは、「ロスカットできずに口座残高がマイナスになってしまったとき、そのマイナス分を海外FX業者が補填し口座残高をゼロにしてくれるシステム」のことです。

 

国内FX業者では採用されていないため、海外FXならではのサービスと言えます。

 

ロスカットが発動できなくても安心

FX業者では、証拠金維持率が一定水準を下回ると強制ロスカットが行われる仕組みがあります。しかし、相場の急変時にはロスカットが発動できないことがあります。

 

強制ロスカットが施行されないことはごく稀です。しかし、リーマンショックやスイスフランショックのように、何年に一度という相場の急変時には、強制ロスカットが発動されずに口座残高がマイナスになってしまうことがあります。

 

口座残高がマイナスになると、マイナス分を追加証拠金(追証)という形でFX業者に支払う必要があります。

 

この追証によって、リーマンショックやスイスフランショックの時には、投資家が多額の借金を抱えてしまうという事態が発生してしまったのです。

 

借金を背負いたくない人はゼロカットを利用すべき

リーマンショック級の相場急変というのは滅多にあるものではありません。しかし、トレードを行っている以上、借金を背負う事態に陥ってしまう可能性というのはゼロではありません。

 

レバレッジをかけてトレードを行うFXでは、数百万円~1千万円以上の借金を背負ってしまうこともあります。

 

そうなれば、FXから退場しなければならないのは勿論、普通の生活も送れなくなってしまう可能性があります。

 

余裕資金で安全にトレードを行っていたとしても、ある日突然借金を背負ってしまうというリスクはゼロではありません。最悪の事態になる可能性を完全ゼロにしたい人は、海外FXを利用しない手はないと言えます。

 

ゼロカットにデメリットはない?

基本的にゼロカット自体にデメリットはありません。借金を背負うリスクをゼロにしてくれるので安心してトレードができます。

 

ただし、ゼロカットの存在が投資家の心理に影響を与え、結果としてトレードにマイナスの影響を及ぼしてしまうこともあるようです。

 

ハイレバレッジでトレードしてしまう

繰り返しますが、ゼロカットでは借金を負うリスクはありません。ただ、そのことに安心してしまい、ついついハイレバレッジをかけてしまうことがあります。

 

特に海外FX業者では数百倍、業者によっては1,000倍以上のレバレッジをかけることも可能です。

 

ギャンブルのように資産をどんどんつぎ込み、結果として大きな損失を抱えてしまうトレーダーもいます。ゼロカットがあってもなくても、まずは資金管理を徹底するようにしましょう。

 

ゼロカットの負担で経営破綻してしまう

ゼロカットを発動したとき、顧客が出した損失を負担しなければならないのはFX業者側です。

 

そのため、もしもトレーダーの追証が莫大なものになった場合、投資家が出した損失額を補填し切れず、最悪の場合破綻してしまうケースもあります。

 

実際にスイスフランショックでは、大手海外FXブローカーのアルパリUKが破綻してしまいました。

 

その際、保有ポジションの強制決済に加えて、新規ポジションの保有・入金・口座開設ができなくなってしまう事態が発生してしまったのです。もちろん、含み損を抱えている状態でも決済されてしまいます。

 

もしもFX業者が破綻した場合、気になるのは顧客が保有している資産が返還されるかとでしょう。

 

信託保全や投資家資金補償などの制度があれば安心ですが、そうでないFX業者は資金が100%返還されるとは限りません。

 

破綻の可能性は極めて低いですが、できれば信託保全などの資金補償制度があるFX業者を選ぶようにしましょう。

 

また、よりユーザーが多く、資金力のあるFX業者を見極めて利用することも自己防衛のためには重要になります。

 

ゼロカットが適用されるタイミング

ゼロカットが適用されるタイミングはいつになるのでしょうか?ゼロカットが採用されている海外FX業者であっても、そのタイミングは微妙に異なります。

 

いずれにしてもゼロカットは実施されるので安心して良いのですが、FX業者ごとのタイミングは違うので確かめておきましょう。

 

海外FX会社 ゼロカット実施のタイミング
XM Trading 次回入金時にゼロカット実施
Hot Forex(ホットフォレックス) 次回回入金時にゼロカット実施
LAND-FX(ランドFX) サポートセンターに申請してゼロカットが実施
Titan FX(タイタンFX) 平日ロールオーバー後に実施
Axiory(アキシオリー) 24時間以内に自動でゼロカットが実施

 

ゼロカット実施のタイミングは各FX業者の公式サイトに記載されています。タイミングが変更されることもあるので、気になる方はチェックしておきましょう。

 

海外FXでゼロカットがある理由は?

なぜ海外FXでゼロカットが設定されているのでしょうか。その理由は注文システムにあります。

 

海外FX業者のNDD方式ではスプレッドが広い

・DD方式・・・トレーダーとブローカー同士が取引を行う
・NDD方式・・・間にブローカーを通さず、トレーダーの注文とインターバンク市場をダイレクトに結びつける

 

海外FX業者の多くはNDD方式が採用されており、スプレッドが変動しやすく広くなる傾向があります。

 

スプレッドは運営側の収益になるため、運営側からすると顧客がより多くのトレードを行ってくれると儲けが大きくなります。

 

ところが、追証が発生する可能性があると、どうしてもトレード金額を抑えてしまいがちになります。

 

そこで追証を発生させないようにすることで、顧客にどんどん資金を投入してもらおうというわけです。

 

国内FX業者の追証は?

ここまで説明したように、国内のFX業者では追証が発生します。ここで疑問なのは追証が発生したとき、会社が肩代わりしてくれるのかということです。あるいは、肩代わりしてくれるときはあるのでしょうか。

 

もしも肩代わりしてくれるのであれば、海外FXのゼロカットが日本のFX業者でも事実上採用されていることになります。

 

結論から言うと追証が発生したとき、投資家の損失を肩代わりしてくれることはありません。

 

日本のFX業者で追証が発生することは当たり前のことなので、残念ながらどのFX業者も足並みを揃えているという状況にあります。

 

国内の追証発生

それでは国内FX業者で発生したここ数年間の追証の事例を見ていきましょう。

 

・2014年 スイスフランショックで約20億円
・2015年 南アフリカランド/円の暴落で約1.3億円
・2016年 南アフリカランド/円の暴落で約2.5億円
・2016年 イギリス国民投票で約2億円

 

国内FX業者はレバレッジ25倍の規制があるものの、このような追証が発生しているのです。

 

追証が発生することは非常に稀ですが、もしものことを考えればゼロカットが採用されている海外FX業者を選ぶメリットは非常に大きいのではないでしょうか。